聞いた話なんだけど、中世で一番のご馳走といえば、鶴だったらしい。


こないだ『実隆公記』を読んでいたら、実隆が近江にきていて逗留した先で鶴が宴会に出ていて、それを食べていたのである。


おお!!鶴食ってると思ったら、中世では最高級のおもてなしらしく、その後に鯛・鯉と続くらしい。


鯛なら今でもめでたいときに食べるからわかるけど、鯉はあんまり食べないもんね。食えるらしいけど、俺は食ったことない。


鶴を食べるときは、鶴を宴会場(とにかく食べるところ)に連れてきて、その場で包丁師ってやつらが捌くらしい。あれだけ大きな鳥だからその場で血抜きしないといけないし、結構骨っぽいような気がするんだけど、どうやって食べるんだろう?


というかその場は血の穢れにならないのだろうか?


鶴は鶴でも色々種別があるから、きっとあの鶴はうまい!とかあの鶴は食えたもんじゃねえ!!とか鶴にも等級があるんだろうな。



鶴食いたい!!!


追而書
鶴は江戸時代の料理本なんかにも調理方法が書かれていたらしい。


鶴は香りがいい鳥だったらしい。茶碗蒸しなど香りやうまみを閉じこめる料理に使われていたらしい。


鶴食いたい。