鎌倉レポ2〜北鎌倉編2〜

紫陽花の寺で有名な明月院です。明月記とは関係ありません。

こちらは最明寺入道こと、北条時頼墓所がある寺院です。


当初はここより北西の地に最明寺があり、もともとは永暦元(1160)年に明月庵が建てられたのが始まりです。

その後、こちらは荒廃してしますが、康暦2(1380)年、鎌倉公方足利氏満の命によって、関東管領上杉憲方に禅興寺として中興、明治元年にその禅興寺は廃寺となって、明月院だけが残り現在に至ります。

境内には北条時頼の墓がある他、紫陽花、花菖蒲などなど季節の花々が咲き乱れる境内なのですが、折悪しく詣でた時にはほとんど何もなしでした・・・しかし方丈前の枯山水の庭園は小さいながらも見事でしたね。


そしてこちらが、上杉憲方の墓と伝えられる明月院やぐらの宝筐院塔です。


こちらのやぐら内部には石仏が彫られています。大きさは中世鎌倉で作られたやぐらでは最大級のものだそうです。明月院内にはこの他にもいくつかやぐらがあり、同じように石仏が彫られ石塔が安置されており、今でも丁寧に花が活けられています。


ガイドブックを見ていると上杉憲方の墓というものが極楽寺のほうにもあったのですが、ほんとはどっちなんでしょうか?調べていないのでよくわかりません。


雨が降っていたのは紫陽花向きだったんだけど、花が咲いている時に来たかったなあ・・・