今日、お客さんに手紙を書いていた。で、宛所の在り処で叱られた。


横書きの場合でも、私は縦書きの原則を守って日下に署名捺印、文書奥に宛所をすえていたのですが、宛所は先頭だろ!?と言われた。


確かに横書きの場合は、宛所は先頭に来るのが正しかろう。お客さんの名前が一番下に来てしまうのは見た目よくない。


しかし縦書きの宛所はやはり文書の奥に違いない。帰ってきてマナーブックで確認しても文書の奥に宛所が書いてあるのが普通である。


それを上司は縦書きでも先頭(袖)に書くのが普通だろ!?と言ってのけやがった!!!


思わず口答えしそうになったけど、どうせ口答えすると生意気とか言われるので(多分何をどう口答えしても生意気といわれる)、なにも言わなかった。



縦書きの手紙は、中世以来の書札礼に基づいて書き方が決まってんだよ!!文書の奥に宛所を据えるのが普通なの!日下に差出書を持ってくるのがもっとも厚礼なの!



アホめ!!!勉強しろバカ!!!


といってやりたいが、我慢我慢。とにかく結果を出せば文句言われないんだから、人を呼べばいい(これが一番難しいが)。



もっと仕事が出来るようになってから、横書きで手紙を書くのは一切止めて、縦書きで書札礼に則ってきちんとした礼儀正しい手紙を書くようにしよう。


今そういうことをするとナンデモナマイキと言われるので、従順な子犬を装っておくのが一番です。


まあたいした問題じゃないんですけどね。日本史を学んだ人間からすると、一言言ってやりたい衝動に駆られるわけです。


書札礼が乱れているなあ!!!嘆かわしい!!きわめて嘆かわしい!!!