■
ちなみに、このカテゴリーの名前は職の体系ですが、これは「しょくのたいけい」ではなく「しきのたいけい」と読みます。
みなさん、きっと読み間違えていただろうから、この場を借りて訂正させていただきます。
この職の体系は、荘園制から来ています。本家職、領家職、預所職、下司職、地頭職など荘園を構成する職が権利と結びついて、体系を為すと考えられているので、そう呼ばれています。
下野国小山庄(寒川御厨)では本家は伊勢神宮、預所職?(下司職か地頭職)を小山氏が司っていました。
このように中央権門勢家と地方の在地領主が一定の関係で結びついたものを職の体系と中世史家は読んでいます。
現在の学会で通用するかどうかはわかりませんが、ちょっと前までは通説のようなものでしたし、いいんじゃないでしょうか?
この日記も「なりときかがみ」と読みます。