朝起きて、今日はお茶漬けを食べた。インスタント茶漬けに梅干しとわさびを少々。うまい。梅を食べると日本人って気がする。最近、毎日食べてる。


 今日は式場でブライダルフェアがやっているので、それに行くことになっていて、チャリンコで三条粟田口まで行ってきた。


 道中、京都御苑を通るとなにやら人だかりが。なんだなんだ紅白の垂れ幕まであるぜよ。あ、そうか!今日は時代祭だったよ!


 込んでるな〜と思いつつ、ひとまず式場へ。



 世帯主は研究会で発表のため、欠席で男一人で行く羽目に。ちょっと恥ずかしかったけど、会場の挿花を見てきたり、食事の試食をしてきた。


 試食では、フレンチと和食ときていて、両方食べた。うまい!!試食ですごく量がすくないのに、初めてフォアグラを食べました!フォアグラって後味がやはり肝臓でした。肝臓。


 で、さらにデザートビュッフェの試食!!ケーキを大量に食べた。重い。やれやれだわ。



 その後、帰る。



 予想通り、帰りは人の山!時代祭見物のために三条大橋のとこなんかうぜえぐらいに人が。その中をチャリンコで行軍するわけです。おじさんの腹を、ハンドルで突いちゃった。あはは。


 当然、行列にも出くわすわけです。京都に住んではや四年目。しかし四年目にして初の時代祭見物でした。


 馬の足が太い。鎧武者は重いからね。サラブレッドじゃ耐えられないんでしょ。


 時代祭とは、キーワードであるかもしれませんが、明治から古代まで各時代ごとに、それぞれの衣装を着飾った行列が京の街を練り歩くという行事です。


 御所から平安神宮までの道のりをゆっくり歩きます。明治維新の官軍、江戸時代の大名、豊臣の参朝、織田の上洛、南北朝時代楠公上洛、鎌倉時代流鏑馬の行列、平安時代の公家、延暦朝の東征、神社や天皇家の輿と続きます。


 要するに絵巻物を実際にやってるわけです。ところどころに皇女和宮とか紫式部清少納言とか巴御前とか大原女、桂女などの女性の行列も混ざっています。



 これは、上述、楠公上洛の楠正成の行列です。楠正成と言えば、鎌倉末期、後醍醐天皇に組して、幕府軍と戦闘を繰り広げ、建武の新政の頃には後醍醐天皇の寵臣として活躍した人物です。その後足利尊氏・直義兄弟と摂津湊川(神戸市)で戦い、敗死するわけですが。


 いやーなかなか壮観。織田よりよろいとかが豪華だったよ!


 まあわしは足利ファンでもあり、楠ファンでもあるから、どっちにしても見れてよかったんですけどね。



 こっちは延暦朝、つまり794ウグイスの桓武天皇代の行列です。古代の金属製のよろいをまとってガチャガチャ歩いてました。桓武天皇蝦夷征討のために軍隊を派遣していたので、たぶんそれの再現かと。



 結構、長い行列で今日は寒かったから大変だったでしょう。みなさん。お疲れ様でした!!


 この時代祭に関する話は、後日じっくりしたいと思います。足利氏の研究者としては避けては通れない、問題をはらんでいるのです。