さて、本日はある歴史学の講座に世帯主に誘われ参加してきました。講演自体は「戦国大名と書状」「中世人の声と語らい」というものでそれぞれ楽しめるものでした。
 

 特に前者が面白く、上杉景勝とその家臣の深沢某との書状によるやり取りで、現在書状に史料的価値を見出しうる戦国時代特有の面白い内容ものであった。


 書状が戦国期では割と重要な史料であったらしく、細々としたことまで一一書き記した書状であったり、情報が欲しいから早く返事よこせと景勝が怒っている内容のものあって当時の戦争の様子を物語る結構楽しい講座だった。


 忘備のため状況を書くと、上杉謙信死後、上杉景勝上杉景虎(北条氏出身。氏政弟)の家督争いにあった。史料は、その中で上杉景勝から越後上田周辺の防御を任された深沢某に充てられたもの。


 北条氏は当然景虎を応援するために上野国から越後へ攻め入らんとしたが、景勝は上野との境の上田に深沢を派遣し防御させた。その時に情報よこせ、兵士はいないから派遣できないという内容のやりとりをしたものであった。割と書状自体は一方通行で、景勝からばかり出されているんだけど、色々うわさを伝え聞いて、書状を発給していたこともあったらしい。中世の情報伝達を垣間見たような気がして結構楽しめた内容でした。


 もう一方は忘れよう。


 今日は何かと散財してしまった。本買ったりCD借りたり。発表近いのになにやってんだろ、オレ。