今エンターキー押したら、題名だけで日記が載ったからびっくりしたよ。
というのはどうでもよく、本日にめでたくとある企業のエントリーシートを出すことが出来た。いちいち神経を使う作業だね、エントリーシートを書くというのは。あと何枚も書いていたら、右手が腱鞘炎になってしまうよ。よく書き間違えるしたまんないよ。

 うーん、エントリーシートを始めて本気で書いてみて思ったけど、かなり書くの難しいですね。設問がいくつかあって、それぞれがばらばら過ぎても全体としてのまとまりがなくなるし、意識しすぎるとおんなじこと書いちゃうんだもんね。大変ですわ。

 書くときに大学の就職課のひとに見てもらったんだけど、一つ一つのことに就いてルーズリーフでたくさん書いて深めておけといわれた。なのでそこで聞かれた新たな「味わい」について考察してみたいと思う。
 「味わい」とはなにか。
 味わいとは、一つ明らかなことはその商品そのものが持つ味のことである。例えばウイスキーなら色、香り(オレンジ、ピーティーとか)、味(甘さ、渋さとか)、アフターフレーバー(すっきりとか、残る感じとか)、ボディ(ライト・フルとか)といったのものの差異を感じるための概念である。ではそれを「味わう」とはどういうことか。味わうとは物理的にその対象の味を感じるというのはいうまでもない。しかしこれまたウイスキーのお例であるが、飲み方によって全く様相を変化させる。ストレートで本来の味を楽しむ、水割りですっきり感を味わう、ハイボールにしてポップなウイスキーを演出する、お湯割でしっとりといただくこともできる。以上は飲み方であるが、それに加えその場の雰囲気というものも味わいを左右するものである。家でしっとりと飲む場合、仲間内で飲む場合、みんなでわいわいやる場合と色々あるであろう。飲む酒によって演出される雰囲気は大きく異なる。
 以上の要点を整理すると、選んだ酒、選らんだ酒の飲み方、飲んでいるその場の雰囲気によって酒の味わいは変化するといえよう。例えば、家で一人でウイスキーのストレートを味わうというのは、ゆっくりしっとりした時間、お酒そのもの味わいから来るいわば癒しの時間を提供するであろう。また恋人とカクテルを飲めば、楽しいひと時を演出することになろう。
 お酒にはこういった楽しいひと時を提供できる。しかもそれは他のアミューズメントと異なり、手軽に安価で楽しむことが出来る。そして人と人とをつなげる役割を果たすといえよう。健康面でも、飲みすぎは当然弊害の基となるが、酒は百薬の長というように血行促進、ストレス緩和などさまざまな相乗効果を生み出すことも出来る。

 しかし私が志向するのは、以上のような「味わい」をトータルでコーディネートしていけるのが、お酒の持つ強みであると考えられる。そのためには最も基本となる「酒」それ自体の開発・発展を行い、場に合ったニーズにあった酒を作り出していけるメーカーを望むのである。
 では私が志向する場とは。
 現代人の常に時間に追われ、ストレスを抱えている人は多いであろう。そんなときに手軽に簡単に潤いを与えてくれるのは「酒」であろう。そういったお酒を通したスローな時間を提供していきたいと思っている。落ち着いて一人酒を楽しむもよし。夫婦の会話を咲かせるようなところまでいければなおよし。それを最も実現させることの出来る酒は、ウイスキー以外には存在しない。ウイスキーは、その色艶を楽しむのもよし、グラスに注いだときの香りを楽しむのもよし、口に含んだときの香り・味を楽しむもよし、さまざまな飲み方を試してみるのもよし。楽しみ方は無限である。
 醸造酒では好み合わせて変化をつけるのは難しい(カクテルもあるがカクテルは一般家庭では材料の都合など実現がむずかしい)。ほかの蒸留酒でもウイスキーより香り高い物はそれほど存在しない(ブランデーは同様であるが、水で薄めて飲むのはあまりよくない)。やはりウイスキーに勝る酒はないだろう。