今日はまた授業の一環として能「田村」を鑑賞してきた。


東国方の僧が都見物として京都にやってくる。都に着いた僧は名高い清水寺へ行く。


折しも桜の季節で誠にきれいである。すると、花守をしている少年が僧の前に現れた。


僧は少年に清水寺の縁起を尋ねると、少年は見聞したかのようにその由を話す。その後、少年は田村堂に消えてしまった。




清水寺の門前に住む男は、観音堂に参ろうと思うと、見知らぬ僧が居るのを発見する。僧はその男に清水寺の縁起と少年のことを聞く。


男は少年が話したことと同じことを話し、少年は田村麻呂の化身ではと言って去っていく。そこで僧はしばらく逗留することにした。



僧が寝ていると、田村堂から甲冑を着けた田村麻呂の幽霊が現れる。少年は田村麻呂の化身だったのだ。そして勢州鈴鹿に現れた鬼人退治の話をし、舞を舞う。世が明けると消えていく・・・



こんなストーリーでした。割と動きのない能だったし、田村麻呂が舞うシーンでは椅子のような物に座って踊っていた。


前々回、あるいは前回よりも地謡も台詞もよく聞き取れたし、動きの意味もなんとなくわかるようになってきた。授業の成果が出ているぞ!!


授業で観に行くのはこれで最後。でももっと違う、修羅物ではない能を観に行きたいな!!薪能とかもいいかも。