職業としての学問 (岩波文庫)

職業としての学問 (岩波文庫)

マックス・ウェーバー『職業としての学問』

解説読むと「ほうほうそういうことが書いてあるのか」と思う本であった。


要するに原文読んでもよくわからなかったということなんだけどね。分かる部分と分からない部分がありました。


ただ、進歩(過去の学問の克服)を繰り返している宿命にある学問が、進歩を続けていくとき、じゃあ学問の意義はどこにあるのかという問いは強い共感を持てた。


我々学問研究を志す人の営みの意味ってことなんだな。


またある学問はある学問のみでは価値を築くことが出来ないというのも、なんかはっとさせられた。法学はこれこれの解釈がなになにの場合妥当だとかいろいろな研究はするけど、法律はつくられるべきか、ある規則は設けられるべきか、そうした問いには答えられない――「知るに値する」ことが前提となる学問一般でかつ専門的学問では、「知るに値する」ことの答えは持たない。らしい。



まあとにかく「仕事(ザッヘ)」に帰れ!ということらしい。


「まあ頑張れ」と意訳してみた。いや間違ってるのだろうけど。