そしてその翌日である今日、行ってきました。毎秋の恒例行事。


第60回正倉院展

フォトライフでは正常に横向きになってるけど、ダイアリーに載せると縦になってしまう。なんで?)

数年前から毎年行くようになったけど、これは毎回毎回本当にいいものが出ている。御物でなければ、確実に国宝!!そうコーラを飲んだらゲップが出るように!!


今回は、正倉院宝物を点検した延暦六年六月二十六日曝凉使解と平螺鈿八角鏡、紫檀木画双六局、椰子実などなどお宝目白押しですよ!


曝凉使解は長かったけど、面白かった!虫干しかねて宝物点検してるんですね。鏡は毎年なにがしかぴかぴかのものが出ているけど、今年もきれいだった。螺鈿がほんとに綺麗。


双六は今の双六と違って、やり方はバックギャモンに似ているらしい。後世の貴族の日記にも出てきて、これが元で喧嘩になって刃傷沙汰になったりすることあったらしく、禁令が何度も出ている。みんなゲーム好きだったんだね。


椰子実は、これに穴開けて目をつけて人の顔に仕立てているモノなんだけど、変な顔してて面白かったよ。



他にも文書類では続修正倉院古文書の経師等不参解ですかね。要するに官人の休暇届けなんだけど、理由が面白い。今と同じように頭にこぶができていたいだの、腹痛だの。他にも家の修理が終わらないから休みたいとか。欠勤の始末書なんかもあったね。


こういうのを書いていた人たちは、写経所に泊まり込みでひたすら写経を仕事にしている写経生という人たち。奈良時代の文書がこうして残っているのって本当に奇跡に近い。



とまあ来年も行くことに決めたのであった。



そんでその帰りに、奈良文化財研究所で開催中の地下の正倉院展に逝きました。



正確には奈文研の博物館の前までだったけど。



何しろ、休館でしたから・・・




よくよく考えたら、今日月曜じゃん!!



アホすぎる・・・なんで大和西大寺で降りて博物館まで行ったんだ・・・本当にアホだ。