実は、今日ひっそりと妻を相手に卒論報告会をしました。

このひと月、とりあえず今までの遅れを取り戻すべく過去の論文を読み直し、史料を読み直ししてきました。


しかし2年のブランクとは恐ろしいもので、最初の一週間くらいは読んでも読んでも内容が頭に入ってこず、またシルバーチャリオッツ・レクイエムに攻撃されたかのような眠気に襲われて、読むに読めない日々が続いていたのですが、ともかく日限を定めてレジュメを作り、発表を行いました。


本当に久しぶりでレジュメの作り方も忘れてしまっていて大変でしたが、とりあえず卒論をレジュメに直して、このひと月でわかったところだけ付け足し。


で、発表を行いました。

妻「まずわかりにくいよね」
俺「す、すみません」
妻「この章のオリジナルな部分はどこ?」
俺「え、と、ああ、あの・・・ここです」
妻「章と節の名前もよくないもん」
俺「確かに・・・」
妻「先行研究が位置づけられてないんだよ」
俺「あ、はい。」
妻「ふーん。じゃあここいらないね。」
俺「え!え、ああ、は、はいぃ・・・」
妻「だらだら書かなくていいんよ。もっと言いたいことをはっきりさせないと」
俺「は、はい・・・」

とぎうぎう絞られオワンヌ。


やはりドクターの言うことは違います。非常に勉強になりました。面白い部分は面白いと素直にほめてくれたんでよかったですけど。

そして身の程を知りました。


もっとふくらませるところを考えないといけないし、先行研究は戦前のものから逐一当たっていかないとだめだということを痛感しました。


現在に直接つながる枠組みを作った人の研究はそれこそ何回もよんでいるんですけど、戦前ってなかなか手が出ないのよね。でも先人たちもその戦前の人たちの著作を読んでその当時の問題意識に至っているわけで、やっぱりその系譜はおっておかないといけませんね。


そうしないと自分自身の問題意識が固まらないんだよな。もっと根っこの部分を鍛えていかないと!


平泉澄、待ってろよ!!