私は知る人ぞ知るウイスキー好きなんですけど、今日はいきつけのお店でウイスキーを飲んでいていつものようにうにゃ〜と余韻に浸っておりましたら、店員さんに、お酒詳しいんですね的な振りをされて、いやいや滅相もございません人に語れるような趣味じゃございませんと口ではいいながらも、店員さんがこの前ストラスアイラを買いましてこれがうまいんですとおっしゃるもんですから、嗚呼おいしいですよねとノッテしまい、サントリーの山崎蒸留所は言ったことありますかと聞きましたら、無いと仰います。


いやいやあそこはとても楽しいところです、試飲ができるだけでなくて樽出しのウイスキーを味わって味の比較大会をすることができるんですなどどいい、響はブレンデッドで山崎はシングルモルトで、響は山崎みたいな強い個性を前面に出しているウイスキーじゃないけどまろやかで高級感があって大変おいしいウイスキーですよなどど蘊蓄を語ってしまいました。



懺悔いたします。




ウイスキーを愛してはいますが、所詮は素人。とても人に語るような含蓄のあるような知識も経験も持ち合わせちゃいないのでありまして、飲んだことのないウイスキーだってたくさんありますし、そりゃ学生の折にはカウンターが瓶で埋まるくらいいろんなウイスキーを買って家で飲んだこともありましたけども、なにかを語るには経験値があと580000は足りない計算になりますし、私なんぞスカラを覚えたばかりの魔法使い程度の小さな人間でございますので、なにとぞ今夜語ったことはお許しくださいませ。


ウイスキーを飲むときは味の違いを意識したり、空気中での香りを意識したり、舌に広がる感覚を意識したり、口の中で広がる香りに意識したり、アフターフレーバーを意識したり、銘柄、産地、材料、作り方、年代、飲み方、すべてを考えた上で注文して一口一口味わって飲みますが、私は所詮素人でございまして、明確に味を判別できないのが大変残念なのであり、もっともっと経験を積まないといけないので、これからも頑張っていく所存でございますが、本日は踏み込んではならぬ域に到達してしまったのであります。


あなワロス


ちなみに本日飲みましたのは、カナディアン・クラブのロックとロイヤル・ロッホナガーというハイランド・シングルモルトをトゥワイスアップで飲みました。


特に後者は今まで飲んだシングルモルトとは一味違いましたが、美味しかったです。できる限り感じたことを以下に書きます。

最初に嗅いだ香りがなんか今まであまりに違うのでびっくりしましたが、一口目が柿の香りがしました。ウイスキーで柿?と思ったけど、何回か飲んでみるとレーズンってことで落ち着きました。

シェリー樽で仕上げているからか、フルーティーです。ピート香もちょうどよく、重厚な味わいに感じました。アフターフレーバーもじわじわくる感じですが、レーズンというか何かしらのフルーツの香りが立ちます。


いや、ウイスキーっておいしいですねえ!!