今年も正倉院展に行ってきました!!!!


やっぱり正倉院展はすごい。ものの力が違いすぎる。


今年、目玉になっていた紫檀金鈿柄香炉とか墨絵弾弓とかやっぱり凄かったです。特に前者はものすごい豪華です。金鈿で縁取りしてあるだけでなく水晶までうめこまれているなんて。墨絵弾弓にも細かいけどきれいに絵が書いてあってびっくり。ジャグラーがいましたよ。


私が特に気に入ったのが、下着とか白布。


租庸調の調ですな。将に調が眼前にあるのです。ただの真白い麻布なのにね!常陸国筑波郡から来ていて、それが布に書いてあるのね。そして国印が押してある。いやあ、律令制の息吹を感じました。


それで織り上げた下着とかエプロンとか、当時の人が普通に装着していた衣服が完全に残っているのです。当時の生活の息吹を感じました。



午後3時40分頃に行ったにも関わらず、たくさんの人がいましたねえ。


また来年行こう!!



で、その前に西大寺にある骨堂というものに行きました。訓を「こつんどう」といいます。


西大寺といえば、鎌倉時代叡尊が再興した律宗の寺で、実際に叡尊の墓の五輪塔もあるんですが、その近くに骨堂があります。骨堂は歴代の西大寺長老の骨壷を修めた室町期に建てられたお堂になっています。


瓦葺ではあるんですが、二軒四方の掘っ立て小屋みたいなお堂です。なんとそのお堂の周りには木製卒塔婆がびっしり貼られていて、ちょっと異様です。


中をちょっとのぞいてみるとどうも骨壷らしきものが見えるが、中は判然としません。いやあ、完全な肝試しプレイスです。あれは何ということない小屋なんですけど、異様なのでぜひとも見ていただきたいものです。とても面白いです。


ちょっと写真に撮るのはなんとなく祟られそうだったので辞めました。どっかネットで見てください。