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東下したときに行った、生誕100年記念ダリ回顧展。
まだ記録していなかったので書こう。
ダリといえばサルバドール・ダリ。シュール・レアリスム絵画の巨匠ですね!
正月の二日だというのに上野の森美術館に行ったら長蛇の列ですよ!入るのに1時間は待ちました。
ダリの実物を見るのは実は初めてで、かつダリの時代の絵画については全然理解していないのですが、ダリの「記憶の固執」という時計がぐにゃんとなっている絵を見てからイメージが離れなくって、一度見てみたかったんです。
ダリはいわゆるシュールレアリストで、絵画もその主義主張に基づいて書かれています。
要するにぱっと見て何の絵だかわかんないんですよ!!我々凡人には!
そんなフロイトの心理学理論だとか相対性理論とかを反映させているんだと解説されてもよくわからんのです。
それはそれで理解していればもっと楽しかったんでしょうけど、俺は絵のもつインパクトだけでも十分楽しめました。
「記憶の固執の崩壊」なんかどろどろした時計がオリーブの木に垂れ下がっていて、地面が長方体で描かれているんですよ!
なんかどうしたっておかしな世界じゃないですか!
他にもフロイトの夢判断に基づいた絵とか見え方が二つあるダブルイメージの絵とかを描いています。
シュールレアリスムとは超現実という意味ですが、理性の裏にある深層心理みたいなのを表そうした芸術運動らしいです。フロイトの精神分析が使われたというのもうなずける話です。
もっと勉強していればもっと楽しめたんでしょうけど、なんか面白かったです。でもたぶんもっと有名な絵がたくさんあったはずで、それらがきていなかったのが残念でした。
昨年は日本画ばっか見てたので新年早々西洋画を見れるとは、なかなかどうして変な一年になりそうな予感がしますな。一発目ダリだし。