サントリーに落ちてから、二日目、なんだか吹っ切れた気がします。
第一志望だったけど、趣味でお酒を飲んでいるほうがよいのかもしれません。明日は宝酒造株式会社だけどテストが出来るかどうか、わかりません。面接もありますが、どうでしょう。

 今日は銀閣寺大西の三次選考会で、俺対2の面接でした。相手は××さんというおじさん。もう1人は営業本部長のおじさんでした。名前は忘れた。
普通のこと聞かれたけど、社是とかに回答できなかったから、微妙かも。というよりも、なんとなく合わない気がするよ。なんでだろう。本社に入ったときのにおいが気に食わないんだよね。なんか陰鬱な気分がする本社ビルですね。面接の後に××さんとお話できたのは、1人の社会人との接点を持つという意味において、有意義でしたが。

 そこで以外だったことは、社会人というといつも愚痴ばかり行ってその場のストレスを発散させている「くだらない大人」というイメージだったのが、そうではなく、飲みに行ったときも会社の将来に就いて熱く語ったりして、あまり愚痴を言わなくなったということでした。

 俺にとっては、社会人のイメージをちょっと覆す、お話でした。
 正直社会人というと、いつも疲れた顔をして家に帰ってきて、酒と晩飯を不味そうに食って、暗い電灯の元で笑いもせずにテレビを見て、ふらふら風呂に入って、家族とは一言も会話をせずにぐったりと寝る。朝、だるそうに起きて、ひげを適当に剃って、朝飯もぼんやりとした顔で食って、しわくちゃのスーツを着て、会社に出かける。会社ではそれなりに仕事をして、不味い飯を食い、午後も適当に仕事して、いやいや付き合いで飲みに行って、疲れて家に帰る。これの繰り返し。死ぬまでこれの繰り返し。

というイメージでした。が、どうもそうではないようでした。というより、冷静に見てみると、これって社会人に対する偏見で彩られているね。メディアからの、リストラ・自殺・オヤジを蔑む社会的風潮に踊らされていたような気がします。我ながら情けないですね。

本当は、こんなオトナたちは少ないのかもしれない。

本当は、希望を持って、志を持って、仕事している人たちがいるのかもしれない。

そんなことに気づかされた面接でした。