本日『機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-』公開!!!


朝一番の回に行きましたよ!!!


劇場に行ったらすでにパンフレットを求める人が長蛇の列をなしていた。なんとか刹那とティエリアのパンフを入手。


そして9時過ぎ、いよいよ映画が始まった・・・!!!


以下、ネタバレなので未見の方ご注意。















最初見終わった後の感想は、本音を言えば「よくわからない」であった。なんというか、混乱した。


ガンダムシリーズ史上初の地球外物体との戦い・・・賛否両論相当大きな反響があるのではと心配になった。Gガンダムが出たとき以上の衝撃が走った。


とはいえ、お昼ごはんを食べながらあれこれ整理したり、パンフレットを読んだりしたら、結構腑に落ちることが出てきた。後からじわじわと。


ガンダム00っていろいろな媒体で言われているけど、作品の中でしつこいほど「対話」だの「話し合い」だの「わかり合い」だのが様々な形で取り上げられていたが、そのテーマを完徹したのであった。そういう意味ではファーストシーズンからブレがない。本当にブレが無くて、恐れ入った!!


今回は対話できないはずの敵と、GN粒子と脳量子波で無理矢理に対話させて最後には花まで咲かせてしまった!!フェルトも退けて、目の見えなくなったマリナと最終的にくっついてよかったですよ。


月の向こう側に花の形をした天体があったら、確かにロマンチックだよなあ。刹那ったら!!


メッセージがストレートすぎて富野に比べると物足りなさを覚えるけど、はじめにとおわりにがきちんと対応していて、筋が通っている専門書を読んだかのような気分にさせられた。


戦闘シーンも息もつかせない展開で、特にアレルヤとハルートはセカンドシーズンの不調を跳ね返すかの如き活躍ぶり!!!アレルヤ自身の車相手のコンバットもなかなかかっこよかったぜ!!超兵ってすごい能力を秘めていたんだな。それにあそこで出てきたガンダムデュナメスにも感動したね!!修理して使ってるなんて!!!ダブルオーも粒子貯蔵型だったけど出てきたし。


ファンネルが多かったり、敵が多かったから画面が忙しくて追い切れないところがあるけど、迫力あって見応えもあったね。


ただ事前の期待があまりに高すぎたのか、いくつか物足りない部分が。


まず敵!!!やっぱり敵がELSだと、魅力に欠ける。敵キャラの魅力が!!デカルト・シャーマンもかませ犬みたいだったしなあ・・・デカルトは一体なんだったんだろう?あまりに哀れすぎるキャラだったなあ・・・


あとラファエルガンダムですよ!!もっと活躍するかと思ったけど、あっけなさすぎる・・・まるでディアボロに殺されたナランチャのように・・・せっかくティエちゃんも肉体を手に入れたのに、ちょっと短かったなあ・・・


そして何よりもダブルオークアンタの出番が少ない!!刹那のモビルスーツなのに、ELSが相手だから近接戦闘ができない・・・全然近接戦闘がなくて拍子抜けしちゃったよ。GNソードビットがもっと動いているところを見たかった・・・


とはいえ、その少しの出番でも随分かっこよかった!!!クアンタムバーストなんていう兵器を搭載しているだけでなく、ワープまでしてしまうなんて・・・活躍が少なかっただけに、余計にプラモ欲しくなった!!近くでよく見たい!!




しかし、なんだかんだで、リヒティもクリスも、そしてニールも出てきたし、刹那にとってもよかったんじゃないでしょうか?あの場面は危うく落涙するところだった。「刹那。お前は変われよ」だなんて!!


最後で、あんなデカイ花は咲かせるわ、人類の4割がイノベイターになるわ、これほどまでにかつて劇中の世界が発展・成功したガンダムはなかった。宇宙世紀153年になっても人類の何割もニュータイプに覚醒していなかったし、ガンダムWでも完全平和主義は完徹できた描写はなかった。人工的にコーディネイターを作り出して、相当数が宇宙に住んでるという世界は存在したけど。結局2作目にその区分はなくなってしまったも同然だったけど。


いずれにせよ、あそこまできちんと描いたガンダムはなかった。



水島精二がパンフレットに書いていたように、テレビシリーズで人類同士の戦いは一定決着がついてしまった。俺も見ているときに「テレビシリーズで決着ついちゃったんだから、誰と戦うんだ?」という疑問が湧いてきて、それならアンチスパイラルとか宇宙怪獣とかと戦うしかないよなあ・・・ガンダムWエンドレスワルツ路線でいくか、トップをねらえ路線で行くか。


なんだかんだ言って、後で思い返すともう一回見たくなる映画であった。すでにもう一回みたい。もう一回みたらいろいろとよくわかると思う。今日観に行こうかなあ?