行ってきたよ。妻とともに。井上雄彦「最後のマンガ展」大阪天保山


鳥肌が立ちっぱなし。




事前情報をさほど仕入れず行った甲斐があった。


BULUTUSなどでやっていることは知っていたのだけど、まさか展示があんなだとは・・・


前日、二時半のチケットを予約する。


当日、父の誕生プレゼントと買う。山崎蒸留所の樽出原酒8年と15年。実家に送る。


次いで、天保山へ向かう。オーション・ビューという喫茶店でオムライスを頂く。

オーションビュー

食べログ オーションビュー

オーション・ビュー


ここでオムライスを頂戴する。直前で調べた甲斐があった。


よく目にするオムライスなのだが、これが結構おいしい。大盛りでも安くて結構なボリューム。俺も妻もおなかいっぱい。妻はオムライスは残さないというオムライス派だが、珍しく残していた。



そこから歩いてサントリーミュージアム天保山へ。今日は山崎蒸留所と云い、サントリーにお世話になりっぱなしだ。



思いの外早く入場できた。割とすいていた。平日のいい時間帯だったのだ。


ミュージアムに入場するといきなり武蔵が!!


これに目を奪われつつ、入場。




あまり事前情報を得ていなかった。それだけに、圧倒された。



漫画が好きと言っても、この年まで特定の作家を熱烈に愛することはなかった。


でも今日で人生観が変わった。


作家の生原稿を目にしたことは初めてだった。それだけに、圧倒された。最初から。



ホワイトの跡。コマからはみ出した筆の線。和紙に滲み出た墨。作者の予想を裏切る墨の跡。総体的に描き出される武蔵、胤舜、黄平、清十郎、伝七郎、胤栄、石舟斎、城太郎、おつう、小次郎。




これまでだされていた原画の集まりだと思っていたのだけど、いい意味で予想裏切ってくれた。





妻は一緒に展覧会に行っても、対象の作家に対して絶賛を遅れることは少ないが、今回は素直だった。驚いた。私自身事前情報を仕入れていなかったが、まさかこんなに良いとは。


再会は躍動する魂。



図録が二冊あったことは分かっていたし、高かったことも分かっていた。でも二冊買わざるを得ない。


それくらい圧倒的であった。ブルータスで山下裕二が「これだけの日本画を画ける画家は日本には居ない」と言っていた意味がよく分かった。妻は日本画の粋に留めていてはいけないと言っていた。まさにその通りである。


もう墨の濃淡、台詞。とにかく凄い。凄味。




鳥肌が立ちっぱなし。ゾクゾクした。


おかげで関連商品買いまくり。


多分スラムダンク完全版を買うだろう。前から欲しいと思っていた。



もうダメかも。細かいページ毎の感想は今、言えそうにない。


それくらい興奮している。