今日、初めて能を観に行った。


授業の一環で、先生に学生席を用意してもらって観に行った。


演目は一角仙人というものである。先生が一角仙人を演じている。


天竺波羅奈国の話なのだが、雨を降らせてくれる龍神が、一角仙人と喧嘩して負けてしまい、岩戸の中に閉じこめられてしまう。それによって雨が降らなくなってしまう。


天竺の波羅奈国国王は困り果てて、絶世の美女である旋陀夫人を一角仙人の許に送り込んで、ベロベロに酔っぱらわせる。


仙人の霊力の弱まったおかげで、龍神達は岩戸から脱出し、一角仙人と剣戟を交える。


力尽きた一角仙人は逃げ出すという話であった。舞台の袖に逃げ出すとき、最後はでんぐりがえしで逃げていくという、およそ能とは思えないアクション!!


他にも跳んだり跳ねたり、剣戟に合わせてくるくるしたりとアクションが楽しい能でした。



話の筋をあんまり知らなかったんだけど、ちゃんと聞いていれば、台詞で状況を説明しているし、能の舞台は「見立て」だと聞いていたから、割と理解しやすかった。


しかし指揮者もいないのに、拍子を合わせるなんて、日本人ってすげー!!


ドンドン足を踏みならす所作があったんだけど、これも後ろの大鼓小鼓の拍子ともぴったりあっててすごかった。


台詞もきちんと聞き取れたし、なにやってるのかわかったのがよかった。だからこそ面白くみられたんだね。


しかしイヨー!とかイヤー!とかヨオー!とかああいうのってなんなんだろう?どういう意味があるんだろう?なんでああいうふうに言うんだろう?



次は屋島を観に行くので、それまでにもう少し勉強してから行こう。そうすればもっと楽しめる。