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- 作者: 手塚治虫
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 1992/04
- メディア: 文庫
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やっぱり手塚治虫の漫画は面白い!
現代の漫画家には手塚風な漫画は絶対に書けないと思った。
アドルフ・カウフマンとアドルフ・カミル。
福田両澤夫妻がこの二人を主人公にしたら、最後の最後で、ナチスと日本の間に立って戦争やめろーとかいいながら、強大な武力を振り回すインチキ野郎になってしまうんだろうな。
そうは手塚治虫がおろさねえ!!
しかし重い重い話であった。
どろろもすごく重かったけど、こっちも重いね!やたら暴力描写多いし、めった打ちにされているし。
戦前これだけ弾圧されていたら、戦後マルクス主義歴史学が流行らせたくなる気持ちもよくわかる。
人もどんどん死んでいくしね。展開も遅いようで早い。
昨今の漫画でこういうの見てみたいなあ。でも無理だろうなあ・・・若い子が理解を示さない気がする。それに下手したらモンペから発行禁止要請が出されるやもしれぬ。
他の手塚漫画も読みてええ!!