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機動戦士ガンダムUC (7) 黒いユニコーン (角川コミックスエース)
- 作者: 福井晴敏
- 出版社/メーカー: 角川グループパブリッシング
- 発売日: 2008/12/24
- メディア: コミック
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いよいよクライマックスへ向けて、加速してきた感じがする。
ブライト艦長も活躍したし、ベルトーチカも出てきたし、『アウドムラのハヤト・コバヤシ』だし、「ユニコーンガンダムは伊達じゃない」だし。
至る所にUCガンダムのオマージュがちりばめられていて、トリントン基地は0083だしガルダでの空中戦はさながらカミーユとフォウを巡る空中戦だった。
こういう方法はファンにとっては評価がはっきりわかれるところだけど、私は肯定派である。
具体的にオマージュといってもセリフくらいのもので、キャラクターが重なってくるのは致し方ないわけだし、むしろルオ商会とかベルトーチカを出したり、ガルスKを使ったりするあたりに萌えっとくる。
ブライトがアムロの遺影に向かって「笑うなよ」と話しかけるシーンはなんかジーンとくるものがあった。ベルトーチカとアムロの話をしているあたりも。
ミネバ様もついに牙をむき出しにしてきたし、下衆なマーサをしてワイングラスを投げせしめるところなんかずきゅんときたものだ。
リディの立場は失われてきたし、ここにきてネェル・アーガマにスポットライトが当たってきて、舞台も宇宙となれば、後は大量破壊兵器の登場を待ちわびるのみだね。
バンシィ爆発したと思ったけど、腹に穴が開いただけでなんともないんならあれに誰が乗るんだろうなあ・・・毎回毎回順調に次の座標に到着してきたけど、今回はそうじゃなかったしな。次回宇宙の座標にたどり着いたところで、どうなっていくのか。『箱』の中身は??
ただ結構他の感想を読んでいて思ったけど、セリフをほぼまんま使うのは確かに興ざめな部分もあるよね。富野御大だってZをリメイクするときに、いろいろな名台詞を省いているわけで、その時その時に考えていることを新しくキャラクターにしゃべらせていると考えれば、本シリーズでもそういうふうにしてもいいような気もする。
メカについては萌え燃えですが。フル・サイコフレームを実装した機体なんて金輪際出てこないだろうから、確かにどんなことが起こるのか、非常に楽しみである。今回はアクシズを運び出したような効果が現れた。
さて、どうなることか。