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- 作者: 外山滋比古
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 1986/04/24
- メディア: 文庫
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ミクシィのニュースで紹介されていたのですが、なんかとてもよさそうだったので、買ってみました。
英文学の教授が書いたエッセイなんですけど、読みやすいしわかりやすいし、結構為になりました。
情報過多の現代、それをどのように整理し身につけていくか?
それが本書のテーマだと思うんですが、著者は「知識は増やすだけでなく、忘れることも大切だ!!」と言っていました。
多すぎる糖分、多すぎる塩分、ミッネラールむ・ぎ・ちゃ!!
の要領ですね。情報が多すぎるんだから、整理しなきゃならん。じゃあ気分転換でもしていったん頭の中をからっぽのしてみたらどうか??いっそのこと忘れてしまえ!!と。
また、思いついたことはなんでもいいからすぐに「書け!」と。
でないとすぐにわすれてしまうし、整理にならないよって。
勉強家は一日中坐して考えているだけではいかん。それでは詰まってしまうぞ!!
他にも「徹夜するんじゃなくて、寝てはどうか?」とかいろいろ面白いことが書いてありました。
腹がいっぱいになったら眠くなるし、物が考えられなくなるから、空腹でいることも大切だとか。
こういうのを目からウロコが落ちるというのでしょうか?将にそんな感じです。
個人的には「寝ろ!」と「書け!」は印象的でした。「朝早く起きろ」も。
特に書くことは重要ですよね。今までレジュメを作る時も資料や史料を集めるだけ集めて読んで読んで頭の中である程度組み立ててから、さあ書くぞ!!ってやってたんですけど、そうじゃなくって書きながら整理する、書きながらレジュメを作る方がいいんじゃないかっていう気がしてきました。思いついたことをとにかく書く。今までも言語化することって大切だと思っていましたが、より実感がわいたような気がします。
書くぞー!!