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- 作者: 森見登美彦
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2006/11/29
- メディア: 単行本
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例によって京都の学生が主人公。例によってクリスマスを唾棄し、悶々としている学生だが、ある日同じクラブの女の子に一目惚れし、四条木屋町、先斗町界隈を舞台に、妖しい古物商で且高利貸しをしているというジジイ、年中浴衣をきている自称天狗、男気あふれる美人、鯉の養殖をしているオヤジ、古本屋、学園祭事務局長、パンツ総長など魅力的な人物が乱痴気騒ぎを起こすというもの。将に青春の押し売りである。
トミーの男は基本的にウジ虫である。妄想大将。でも今回はまだマシなやつだったな。
でも今回の女の子は可愛かったなあ。世界ポーっと選手権でもあれば間違いなく1位だな。萌え。
トミーの男の友達はいいやつ。とてもいいやつだ。
なんともいちいちくすくす笑わせてくれる文体でもある。妙な文語体がおもしろいし、小気味いい。ちょっとまどろっこしいところがあるが・・・
男汁あふれる男の妄言失語が生み出す独特の男の世界!!うちの嫁はいまいち乗れないといっているが、やはり男ならわかるだろう!なんとも愛くるしい男たちではないか!
いやあほかの作品を読みたい作家だぜ。どんどん文庫で出してくれ!