ターンAガンダム。改めて見てみると、最初からすげえおもしれえ。かなり牧歌的でのんびりしたイメージがあったけど、結構テンポ早い。


地球側の視点、月側の視点と見る側、受け取る側にとって同じ現象の解釈が異なってきて、それがまた予想もしなかった展開を生んでいく。


地球と月のちょうど狭間にいるロラン・セアック。すごく複雑な立場だけど、持前の素直さと正直さ、ガンダム主人公にない明るさで切り抜けていっているみたいです。地球側の内部でも実は統制がとれていなかったり、月側内部でも内輪もめがあり、それぞれが起こす揉め事が、相手側には相手が主体的にやっていることに見える。


お互いの物語のぶつかり合い。機動戦士ガンダム以来の伝統だけど、これほど露骨でかつ複雑にその様相が出ているのもないのではないか。地球側の19世紀位のイメージと現代よりもずっと進んでいる月側のギャップがまたそれを助長している。


お互いの価値観、黒歴史という伝承、また歴史を共有しているにもかかわらず、その解釈の仕方、歴史観の違いで対立を生みだしていくダイナミズムは今までのガンダムにない世界観でしょう。


改めてきれいな画像と音楽で見直してみると、この作品の面白さを再認識させられました。


ターンAもかなりメカメカしてんのよね。動き方とか細かいし。それも俺がこの作品を好きな理由の一つ。


とりあえず3巻までは見たから、明日以降じっくりとみていこう。