■

バガボンド(25)(モーニングKC)

井上雄彦『バガボンド（２５）』

もう伝七郎がカワイソス。

差が開きすぎていて、それでいて立ち会って初めてわかってしまうこと。

吉岡清十郎と戦い始めた頃には、まだ野獣みたいだったけど、清十郎を倒して光悦と出会って小次郎と出会ってから何かを悟ったかのごとく静謐の境地に至ってますね、武蔵。

十日ほどしか経ってないはずなのに、顔が違うよ、顔が。

武蔵、すげえ。強すぎる。

吉岡十剣にも、強さの程度があるらしく、やっぱちょっと強い人は「伝七郎が圧している！！」とはいわない。冷静に武蔵の力の差を測っているようでした。

その辺の細かさもありつつ、伝七郎の妻と子はどうなってしまうのだろうと気になり、ようやく連載が再開されたバガボンドの続きも気になったり。

井上雄彦ってやっぱすげえ。漫画書いている武蔵みたい。