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図書館戦争

有川浩『図書館戦争』

本屋で平積みにされているのを見て、思わず手にとってしまったのです・・・

時は平成ではなく、正化（せいか）、昭和の終わりに制定された「メディア良化法」により様々なメディアから公序良俗に反する表現や言説が排除されることとなった。書籍も例にもれず、検閲をされていた。それに対し、図書館では図書館の自由を守るために図書館法を制定。メディア良化法に基づくメディア良化委員会では特務機関を設置し、図書の検閲を始めたのだ・・・

図書館はその自由を守るため、武装化し、良化特務機関との武力抗争を経るようになる。

という世界観。図書館がその蔵書を守るために武装化し自らの自由を守るために武装化して、図書隊なる自衛組織を持っているなんて面白い設定じゃないですか！！

と思ったんだけど、読んでみたらなんかそうでもなかった。期待したほどではなかったというか。

設定とか世界観は面白かったんだけど、キャラクターの魅力がいまひとつというか、どうも面白みに欠ける。主人公の女の子がちょっと・・・

あと訓練が多くてどうも図書隊が活躍する場面が少ないような・・・

まあ、こんなもんか。文庫化したら「内乱」のほうも買いましょう。