今日、披露宴の2次会の幹事をしてくれた友人が西国巡礼の旅から京都に帰ってきた。


彼はお土産に『草履』をくれた。


もうお土産に『草履』をもらうことはないだろう。草履。


草履だ。草履。草履。ぞうり。ゾウリ。ゾウリムシ。



ゾウリムシって、草履に似てるな。



彼はとてもよい旅をしてきたようだ。なにしろ彼のバックパックにはファブリーズが刺さっていたのである。


ロシア仕様の彼は、汗っかきである。高校のとき、冬、登校してくると頭から水蒸気を放出させていた。


普通なら制汗スプレーを持っていくと思うのだが、彼はファブリーズなのだ。


ファブリーズですよ。人体に吹き掛けるものじゃあないんです。



俺も、そんな柔軟な発想が出来る人間になりたい。