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昨日の美術史にちなんで。その先生は子供の頃死ぬのが怖くなったらしい。その先生には今、子供がいらっしゃる。その子息も死に強い関心があるそうです。
テレビに芸人が出ている。なんか面白いギャグとかをいうとポツリ。
「でもみんな死んじゃうんだよね(笑)」
というらしい。あいや〜恐ろしいですな!たかが八歳の子供がそんなことを・・・でもそんなふうに育てたいわ、わが子息。名前はなんにしようかしら?
でも死に対する興味関心を持ってしまうというのはよくよくわかります。人は死を逃れることはできません。死は怖くもあり、興味を掻き立てられるものでもある。
ラ・トゥールの描くしゃれこうべは死のアイコンなのに、蝋燭の日に照らされてとても暖かく柔らかい気持ちになる。
また太宰の描く生きることの絶望を見ると、死んだほうがマシって気持ちにもなる。三島の死は美しい(料簡が狭いのう)。
死というものは、こうも興味を掻き立てる。残された人はたまったもんじゃないと思うけど、主体としては誰しもが考えたことのあるテーマではないだろうか。死についてもっと知りたい。