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手に入れたーよ。まだ見てない。
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その代わり世帯主が機動戦士Vガンダムを見たいというので、見ている。二週目だ。
非常に面白い。キャラクターの作りこみ、戦闘シーンも申し分ない。モビルスーツの使い方もかなりいい。種死はやはりゴミだ。
そしてなによりすごさを感じるのは、人の死です。
この作品は全編に亘って、人の死を執拗に執拗に描きます。
人の死によってもたらされる悲しみ、悲しみを乗り越えようとして苦しむ登場人物たち、死への恐れ、死に対する感情の麻痺、人を殺す理由、殺した先にはなにがあるのか、死をどのように受け取るのか、死と戦争。
人の死の描き方も直接的。12歳の主人公の目の前で爆死したり、モビルスーツのコックピットだけをビームサーベルで焼ききって、パイロットだけを殺したりなどもっとすごい、直接的な描写が。
戦争物で人の死を描くということは、戦争の悲惨さを訴えるという単純なメッセージになりがちですが、本作ではそれに留まらない死を描けているのではないでしょうか。それゆえに感動もひとしおです。泣けます。
本作にはいろんなテーマがあると思いますが、一つには「死」を軸としているのかなと思いました。その他にも大人と子供、政治と戦争など従来どおりのテーマも抑えてあって、さすが富野と見直した作品でした。
ガンダムを見てない人にはちょっとわかりにくいかもしれませんが、ぜひ見てみてください。いい作品ですよ。