2,3日前から気配はあったのですが、今日くらいから、京都市内の各町内では地蔵盆が始まったようです。

 京都市内ではいたるところの路傍に地蔵菩薩が祀られています。地蔵盆は、各町内でそれのお地蔵さんを祀るお祭り?なのかはよくわかりませんが、町内*1の住人が集まって一緒にお酒を飲んだり、子供たちに金魚すくいを催したりと、独特の行事として行われています。

 いつもこの時期は、帰省しているので見たことはありませんでした。しかし、今日は幸運なことに見ることが出来ました。町ごとに提灯とか出して、大きな家の軒先に座席を広げて住人がくつろいでいました。

 みんな楽しそうにしているのを尻目に、僕は一人家路をゆきました。淋しくなりました。


 不思議なのは地蔵盆という行事ですね。実際に見てみたけど「ただ酒飲んで寄り合いしてるだけじゃん!!」という雰囲気でした。地蔵祀ってんのかな?


 確かに市内にはほんとにたくさんの地蔵*2があります。


 その地蔵を祀ってるのでしょうか?地蔵菩薩自体は庶民の救済をしてくれるありがたい仏様として庶民の信仰を集めていました。町内でやるし地蔵盆ってやっぱ地蔵祀ってんのかな?(←調べろよ。)

 よそ者の私としては不思議な行事でした。地元に居た頃はやってなかったし。中央なのに地方史みたいな感じがして、妙に親しみを持ってしまう地蔵盆でした。でもさみしいね。

*1:等持院町」など、「通」に面した両側が一つの自治区域で、その単位ごとにやっているみたいです。ちなみに今の京都の町の原型は戦国時代に出来たと思われるので、その町組織の名残でしょうか?大学で習ったよ。

*2:小さな「通」には必ず祠があって石仏が安置されている。石仏で磨耗しているので地蔵菩薩がどうかは確認しにくい。